カンボジア放浪記 その5

つづき

アンコールワットを見学し終わるといつのまにか大雨になっていた。かなり大粒で風も強く、雷の音も聞こえた。一応、ということで渡されていた傘も意味がないくらいでイカダの橋に一番近い建物には雨が止むのを待つ人でいっぱいだった。20分ほど待っていたが止む気配はなく、風上の都市も雨が降り続いている、とのことで雨の中を走った。

車で十分ほど走りレストランへ行った。そこでは食事と民族舞踊を見ることになっていた。食事は美味しく、踊りも面白かった。特に、漁師見習いの男の子と村の女の子のちょっかいを掛け合う踊りはとても甘酸っぱく、ニヤニヤしてしまった。この感覚は全人類共通なようで非常に盛り上がり、後ろに座っていたブラジルの集団の盛り上がりはすごかった。言葉は分からないものの言いたいことは大体わかった。

ホテルに向かう途中で面白いところはないか、と日本人のお兄さんに聞いたらパブストリートとトンレサップ湖を勧められた。パブストリートはたくさんの飲み屋やマッサージ店があるところで活気がすごい、トンレサップ湖は水上でたくさんの人が住んでいて湖自体も琵琶湖の18倍?ほどの大きさだだとのこと。面白そうなのでどちらも行くことにしたがすでに時間は遅かったため、パブストリートに行くことにした。