部活をやめた話その2

つづき

 

前回は農業サークルをやめた話を書いたのだが今回はライフル射撃部をやめた話を書こうと思う。

知らない人が多いとは思うが北大にはライフル射撃部という部活がある。ライフルと聞くと狩猟を思い浮かべるのではないかと思うが、この部活は標的射撃を行う。10メートル先の的をエアライフルを使って撃ち抜くのである。一応オリンピック種目でもあるのだが知名度は多分低いと思う。

この部活に入ったきっかけは浪人中にできた友人に新歓に一緒に行こう、と誘われたことだ。もしここでこの誘いがなかったらとてもハードで留年率も高いボ◯ト部に所属することになっていた可能性が高く、ある種のターニングポイントだったと思う。(特に肉体が強靭でないので入ってもすぐやめそうであるが。)

新歓にはそこそこ人が来ており、説明を受けたあと、ビームライフル(名前からしてワクワクする)の体験射撃を行った。説明を受けたとき、結構時間の融通がきく、との話でこれくらいなら自分もやっていけるかな、と思ったのを覚えている。射撃は初めてで(エアガン等が禁止だったため)とても楽しかった。

友人は新歓中にすぐに入部届けを提出した。僕はまだ悩んでいたが、その新歓から1週間くらい経ってから入部した。

新歓の時に一番記憶に残っているのはまだ入部するかもわからない僕に先輩がいらないから、と言って教科書を大量にくれたことだ。後から聞いた話だが、その先輩は新歓隊長に入部を決めてないやつに教科書をあげるな、と怒られたらしい。ただ僕は入ってもないのに教科書をくれるような優しい先輩がいるんだな、と思い、恩返しというわけではないが入部を決めた。

 

入部するまでで700文字くらいになったのでまた続き書きます。