部活をやめた話その3

つづき

 

前回までは入部したところまで書いたのだが、この調子で書いていくとかなり時間がかかるから辞めることを意識し始めたあたりを書こうと思う。

 

北大は総合理系という特殊な入試形態をとっており(東大の理1などのような)学部は二年生に上がる時に確定する。そこそこ多くの人が志高く農学部や医歯薬獣医学部などを目指す。もちろん工学系を目指す人もいるが情エレに行きたがる人が多い。ただ、これらの学部に行こうとすると高い成績を取る必要がある。そのため学生は1年生のうちから一生懸命勉強に打ち込むようになる、という素晴らしいシステム()が総合理系である。

一方僕は機械知能工学科というところを志望していた。成績は標準くらいとっておけばよく、さらにとてもありがたいことだが先輩から教養科目の過去問もいただいていたため、あまり勉強はせず、部活に励んでいた。

ライフル部では最初から実弾を撃てるわけではない。実弾を撃つためにはまずビームライフルで練習を繰り返す。その後、公安が開催している講座と試験(筆記)を受け、合格したあと、必要書類を大量に書いて警察署にもっていき、申請する。さらにそこから1月ほど待ってやっと許可証がもらえる。さらに自分で使う銃を持って警察署に行って取調室の中で銃を調べられたあと許可証に色々書き込んでもらう。そうしてやっと実弾を撃つことができる。今書いていても思うがよくこんなめんどくさい手続きをしたな、と思う。ただこれくらいめんどくさいことをしないと銃という危険なモノを持てない、というのは理にかなっていると思う。誰でも持てたら銃乱射事件とか起こりかねない。

こんな時間のかかる手続きをするくらいだからやはり1年生のときは暇だった、というか部活が楽しかったんだと思う。銃を手に入れてからは週に何度も射撃場に足を運んだのを覚えている。

しかし2年生になると状況が変わった。学部に入ると専門の授業が始まったのだが教養のときよりもはるかに面白く(面白くない授業ももちろんある)、研究室のことを考えると就職に直結するし行きたいところに行きたい、と考えたため部活と勉強の優先順位が逆転した。(もちろん緩やかにであり新歓時期くらいまでは部活の方が優先だった。)

 

いらんこと書きすぎ。全然部活をやめるかどうかって考え始めるところまで行かなかった。このことは次書くつもりです。続きます。