釧路旅行記

9月の25日から1泊2日で釧路旅行に行った。本当はその1週間前が節目の日だったため、そこで行きたかったのだが天気のことを考え、日程を遅らせた。

釧路へは飛行機、JR、バスで行ける。やはり早いのは飛行機だがお金がかなりかかる。バスは安いのだが時間もかかるしボロいという話を聞いたため今回はJRのスーパーおおぞらを利用した。

朝の7時ごろに電車に乗り込んだ。到着時刻は11時で、北海道の広さを感じた。南千歳を過ぎて電車は空港でなく道東へ向かい始めた。この辺りからほぼ景色は緑一色となり、同行者は飽きてしまったのか居眠りを始めていた。

気がつくと帯広に来ていた。寝てしまっていたようで手がしびれていた。帯広の街は駅前によくわからない大きな百貨店のようなものと大きなマンションがあり、他は背の低い民家が並んでいる、というような感じだった。駅の2つ隣の線路に小さなオレンジ色の電車が止まっており、(おそらく名前は十勝晴号?)その周りをテレビカメラや撮り鉄が囲んでいた。電車内からも何人かの人が撮影していた。

池田町のワイン城を車窓から見た後、しばらくすると田畑ばかりになった。そこに白い大きな鳥、おそらく鶴が2羽がいた。もしかしたらサギだったかもしれないが一応タンチョウを見た、ということにした。

釧路に着く寸前にレンタカーを借りたほうがいいのではないか、という話になった。天気が悪くなってきたからである。予報では曇りだったがパラパラと雨が降っていた。もともと計画としてはノロッコ号に乗り、湿原内の遊歩道を歩く、というものだったが雨で歩けるかわからない上、バスの値段や、最悪タクシーを使う可能性もあったためだ。レンタカーは2時間前までに予約しないといけず、時間が10時57分ごろだったので借りることにしてすぐに手続きを行った。

 

釧路に着くと雨は上がっていたもののどんよりとしていて街はより寂しそうだった。少し早いが昼時だったので和尚市場へ向かった。ここではどんぶりとご飯を購入し、刺身などを店で買って自分好みの海鮮丼を作る勝手丼が有名であった。(勝手丼のシステムは全国でパクられているらしい。)ここではトキシラズ(鮭)やかなり分厚いホタテ、サンマやブドウエビ(ほとんどが地元で消費される珍しいエビ)などを食べた。小樽の海鮮丼と値段は変わらないがはるかに美味しかった。カニを食べ忘れたのが心残り。

その後ノロッコ号に乗って釧路湿原を横断した。ノロッコ号からは湿原の様子が観察でき、鹿も見ることができた。残念なのはタンチョウを見ることができなかったことと天気が悪くなったことだ。

ノロッコ号で終着駅まで行くとほとんどの乗客はそのまま引き返す。一応見るところはあるがあまり行かないようだ。自分たちもそのままノロッコ号で帰ってきた。

釧路駅に着くとすぐにレンタカーを借りた。もともとレンタカーを借りる予定もなく、普段は初心者マークをリュックに入れているのだが別のカバンで行ったためなかったので初心者マークのレンタル代で324円取られてしまった。

車に乗り込んで釧路の街を走っていると雨が激しくなってきた。急いでひとつめの目的地である釧路市展望台に向かった。着いたら雨も上がるだろう、と考えていたが雨は激しくなる一方でたまに小雨にもなるが止む気配はなかった。一応遊歩道を歩いたがなかなか道が悪く、滑る恐れもあったので引き返した。かなり心残り。

その後湿原沿いに車を走らせ細岡展望台を目指した。ノロッコ号ではここが一番人気の展望台と言っていたので期待していったのだが雨がかなり降っている上暗くなってきたのでこちらも転落したりする恐れとヒグマ注意の看板にビビり展望台へ向かう遊歩道を引き返した。

ちなみに天気だが、あまり良くないと思われた18、19日の方が良かったらしい…。

レンタカーでホテルへ向かった。ホテルは朝食のみ付いているので街に出て夕食をとろうとしたのだが、釧路では日曜日に飲食店がやっていないことが多いようであった。三箇所ほど電話してもつながらなかったり、今日は休みだよ、と言われてしまった。仕方がないのでホテルの受付のお姉さんにオススメされたところへ行った。炉端焼きの煉瓦、という店だった。なかなか美味しかったがそれに比べてかなり高いな、と思った。サンマ1匹500円かーって感じ。炉端焼きなので自分で目の前の網で焼く。海産物だけかと思いきや焼肉メニューもあり、食べた中で一番美味しかったのは阿寒ポークのカルビだった。

釧路にも北大通りがあった。ホテルへ帰る途中に見つけた。さすが北大とか思ったが読み方はやはりきたおおどおりだった。

 

続きます。